コンピュータの世界に携わっていると、「インターフェイス」という用語をよく耳にするかと思います。
この「インターフェイス」という用語の意味をここではっきりさせておきましょう。
コンピュータは、データを入力するためのキーボードであったり、データを出力するためのディスプレイやプリンタなどの入出力装置と接続して構成されます。
それはつまり、入出力装置がなければコンピュータは何もできないに等しいです。
では、それらの入出力装置をただ単にコンピュータとケーブルで接続しただけで、すぐに動作するものなのでしょうか?
当然、それだけでは動作しません。
全てのコンピュータと入出力装置が同じメーカーの製品であるわけではありませんし、例え、同じメーカーだったとしても機能や性能が異なっていれば、同じものがそのまま使えるとは限りません。
コンピュータと入出力装置を接続するためには、以下の3つの項目について互換性を持たす必要があります。
- 機械的な互換性
- 電気的な互換性
- データフォーマットおよびタイミング
機械的な互換性とは、コネクタの形状やピンの配置などを指し、電気的な互換性は信号のレベルなどを指します。
それらの様子を図にしたものが下図になります。
破線で囲んだ部分がコンピュータと入出力装置を接続のための仲立ちをする機能を持っています。
この部分をインターフェイスと呼びます。