RS-232Cはいくつかの信号線で使用しますが、その中に送信線、受信線、それから接地線が存在します。
コンピュータで扱うデータは全て2進数に変換して処理されますが、この2進数のデータを電圧(信号レベル)で表します。
信号線が-3V~-25Vのときが”1”であり、+3V~+25Vのときが”0”と取り決めるわけです。
また、データを伝送してないときは”1”の状態になるように定められています。
RS-232Cの信号レベル
状態 | Low | High |
---|---|---|
電圧範囲 | -3V~-25V | +3~+25V |
値 | ”1” | ”0” |
名称 | マーク | スペース |
一見、データ伝送してないときは”0”の状態にする方が正解のように思えるかもしれません。
これはシリアルインターフェイスのルーツがモールス信号にあることに由来します。
モールス信号では、データ伝送してないのに電流が流れてないとなれば、何らのかの故障、もしくは信号線の切断と切り分けていました。
その名残がRS-232C規格に残っているというわけです。