RS-232C用のコネクタといえば、Dサブ9ピンとDサブ25ピンが代表的です。
他にもDINコネクタやフラットケーブル用コネクタなどがありますが、周辺装置と接続する際に使用されるのはDサブ9ピンかDサブ25ピンのどちらかになります。
RS-232CではAPPENDIX Ⅰ(付録1)としてコネクタに関する項がありますが、あくまでAPPENDIXであり、正式に規定されたとは言えませんでした。
しかし、RS-232Cの改訂版であるEIA-232-Dでは正式にコネクタについての規格が規定されました。
そこには、「25ピンコネクタを用いるインターフェイスについて規定する」と明示されており、使用するコネクタの形状・寸法およびピン番号が規定されています。
ただ、25ピンコネクタは家庭で使用するパーソナルコンピュータ(パソコン)には大きすぎるため、パソコンではDサブ9ピンが使われることの方が多いです。